帯状疱疹が出たら すぐに皮膚科受診を

ベーチェット病の夫が帯状疱疹を発症した時の日々を綴ります

送って行くよ

2018/02/13 火曜日
11:50
朝起きると不幸な気持ちでいっぱいだった。誰もかれも憎く思えた。


トサンが起きてきた。「病院まで送っていくよ」と大丈夫らしい。「病院にいるよ」と言うので「あまり無理しないほうが・・・」と言うとトサンが「じゃあ悪いけど帰るよ」と言う。その言い方がとても寂しそうに聞こえたので、「病院にいる?病院のほうが暖かいから。マスクしてね」と私は言った。


内科の秋辺先生はお優しかった。大学院に戻られるとのこと。新しい先生がいらっしゃるそうだ。「良くお話しておきますからね」と言ってくださった。


先生の診察を受けるのはやはり気疲れする。トサンが「明日診察受けられるか、あそこで聞いてみろ」と言う。「受けられると思うよ。今日受ける?」「いや」私は案内で聞いた。係の人が「来月予約が入っているんでしょう!」と詰問するように強く言う。私は頭に来てトサンに「見せてみなさいよ」と腹を指さす。隣の人が優しく「予約票があれば受けられますよ」と言ってくれた。


私は診察で疲れているのに、明日トサンは診察受けられるはずなのに、それでも「聞け」と言うトサン。あおい薬局で「なんでも私にやらせないで。自分でやって!」と言った。「そんな大きな声を出すな!!」と獣のように怒るトサン。私はたまらず薬局の受付で「ベーチェット病の主人のサポートできない。助けて」と言った。受付の人が「ここでは助けられないので病院の心療内科へ行って」と言われた。さっきの案内へ戻って、これまでどんなに大変だったか、主人のサポートをしてくれる人はいないか、聞いた。こちらではわからない、と言うことだった。トサンが明日の受け付けはどうしたら良いか聞いていた。係の人が優しく教えてくれていた。「そういう風にサポートしてくれる人がいると有難い。でも私だったら明日来て分からなかったら明日聞きます。今日は聞きません。明日は忘れているかもしれません。納得していなくても『はい、わかりました』と言う人です」と私は言った。


あおい薬局に戻り「私のお薬できてます?」と言ったら心得顔ですぐに薬を調剤してくれた。トサンの姿はない。私は歩いてマックスバリュへ行った。逃げの一手。トサンから電話。「今どこ?」「マックスバリュ」「あ、そう」「直接帰って」マックスバリュで買い物して帰宅。


炬燵にいるトサンに「明日は一人で病院へ行ってね。何でもかんでも私にやらせないで。」「はい、分かりました。これから気を付けます」「いつもそう言うじゃん。そうしたためしがないじゃん。死ね!」「はい。二階に上がります」


トサンは昔私が「死にたい」と言うと「死ね!」と言う人だった。そのお返しをしているのかな、今の私。