帯状疱疹が出たら すぐに皮膚科受診を

ベーチェット病の夫が帯状疱疹を発症した時の日々を綴ります

最初からそう言えよ

19:48
夕食後トサンに「冗談ともかく私ゴロゴロ引っ張るの持ってくわ。持っていくときはバッグみたいに持っていけばいいでしょ」「俺が連れてってやるよ」「どうしても私が駄目だったらね。私の腰が。私の腰が大丈夫だったら、ねえ、私が大丈夫だったら」


「なんだよ」「あなたは一人で出かけて欲しいの。行きたい気分になったら行きたいところへ行って欲しいのよ。田中さん、よく出かけてるでしょ」「あの人は犬の散歩とかあるから」「そうじゃない。田中さんの方よ。奥さんが生きてた頃からよく一人で出かけてたじゃない。あ奥さん仕事してたのか」「そうだよ。あの人は出かけるのが好きなんだよ」「気分転換してよ、と言ってもお金がなかったら散歩ぐらいしかないじゃない」「そうだよ。散歩しかできないよ」「それあたし気がつかなかったのよ。だって金くれって言わないじゃない」「言わないよ」


「お小遣いあげるから、行きたい気分の時に出かけてよ」「行きたくない気分だったら、ずう~と家にいてもいいのか」「いいのよ。でも出かけて欲しいわ、気分転換に。今までの生活を変えなくちゃ。私が大丈夫だったらね。でもお酒飲まないでね」「なんだよ。あれするな、これするなって。今俺酒飲んでないじゃないか」「今のところね」「今のところ」「それをずっと続けて欲しいのよ。夜でもこうやって話ができるし、管理がしやすいのよ。あなたの身体のためにもいいし。話したら疲れたからやっぱり洗ってくれる?」「最初からそう言えよ」「ふふ」