帯状疱疹が出たら すぐに皮膚科受診を

ベーチェット病の夫が帯状疱疹を発症した時の日々を綴ります

愛情に裏打ちされた厳しさ

トサンが「俺は東京に行ったとき馬鹿にされないようにと頑張ってきたんだ」と言ったことがある。それは何回か聞いたことがある。そうやって頑張ってきたんだ、トサンは。


私に反語的な言い方をよくしていた。文句を言うと「何もするな!」と言った。そしてトサンが何かしてくれるわけではなかった。


私が具合が悪い時も買い物にすら行ってくれなかった。買い物が嫌いだったんだって。今でこそ喜んで私と一緒にいくけど。


そうやって私はトサンに育てられてきたんだなあ、と思う。トサンは厳しかったけど忍耐強く私を支えてくれていたのかもしれない。


トサンの厳しさは愛情に裏打ちされていた。トサンは思いやりの深い人だった。トサンからも私は『思いやり』の心を学んだのかも知れない。私はトサンの厳しさに耐え良く頑張って、能力を伸ばし、トサンの優秀な生徒だったのかもしれない。トサンより早く起きられない日々はトサンが退職するまで続いたけどね。



これからはお互いに助け合って、時には私がリードして、暮らしていく。病院関係はトサンは全然ダメだから、トサンの診察も会計も薬局も私がリードして手際よくやっていく。